知っておきたい感染ルート
ここでは淋菌感染症の感染ルートについてご紹介します。
淋菌感染症は主に性行為によって感染し、その感染力は非常に強くて1回の性交による感染確率は30%から50%と言われています。ここに、少し古いのですが大変興味深いデータがあるのでご紹介します。
2001年に福岡市のSTD研究会が調べた調査結果だそうです。男性の尿道炎を起こした感染者が、誰と性交渉して感染したのか、またどんな形態の性行為で感染したのかを調べたものです。(性感染症STD 南山堂より)
◇男性の淋菌性尿道炎 感染ルート

図1.尿道炎感染ルート
これを見て頂くと、性風俗からの感染が60%を占め、とりわけファッションヘルスの比重が大きいことが分かります。これは風俗店の女性が喉に感染したままオーラルセックスを行った結果と思われます。この推測が正しいことは、次のグラフで証明されます。
◇男性の淋菌性尿道炎 性交形態別感染比率

図2.尿道炎 性交形態
いかがでしょうか。最も感染比率が高かったのは、オーラルセックスのみという性行為の形態、すなわちファッションヘルスで感染しています。膣への性行為のみよりも比重が高いのですから驚きです。
このデータを見ても分かるように、性風俗によるオーラルセックスが、淋菌感染症の喉への一大感染源となっているのです。くれぐれもご用心下さい。
また、母親が感染したまま出産すると母子感染の可能性もあります。産道にて新生児結膜炎に感染するのです。感染したままにしておくと、生後2日から4日で発症しますが、きちんと治療を行えば発症を防ぐことができます。
なお、ごくまれに淋菌の付着したタオルや指から目に感染することもあるそうです。
以上が淋菌感染症(淋病)の感染ルートでした。特に性風俗に心当たりのある男性やオーラルセックスが常態化している人は検査をお勧めします。
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