淋菌は公衆浴場でも感染することがあります。

こんな医者の言葉をあなたは信用できますか?

◇ある妻の相談

ある医療相談サイトで私が実際に見た実例です。

妻が性器に異常を感じて婦人科で診察を受けました。

検査の結果、淋菌感染症であると判明しました。

ところが夫には何も症状が出ていません。妻だけに症状が出ているのです。

妻は夫以外とは性行為をしていません。夫も妻以外とは性行為をしていません。

なのに、どうして妻にだけ症状が出たのでしょうか?

実はこの相談パターンはとても多いのです。いろんな相談サイトで見かけます。

でも、最近私がみかけたのは医療相談サイトで、回答者は現役の医者です。

その回答の中に、

「淋菌は公衆浴場でも感染することがあります。」

と書かれてありました。

つまり、妻は夫から感染したのではなく、公衆浴場で感染した可能性があると指摘しているのです。

相談者はその回答に納得して、そこで相談は終わりになっていました。

さて、あなたが相談者だったら、この医師の回答を信じて納得しますか?

淋菌ってお風呂で感染することがあるのでしょうか?

◇淋菌感染症の性行為以外の感染ルート

以前、このサイトでも『淋菌は性行為以外でも感染?』という記事をご紹介しています。

このときは公衆浴場ではなく、トイレの便座などからの感染について可能性を検証しています。

淋菌は体外に出ても数時間は生きており、感染の可能性があるのです。

それで今回は公衆浴場です。

ホントに公衆浴場で淋菌に感染することがあるのでしょうか。

私の手元に1冊の本があります。『性感染症対策マニュアル』(同文書院)という本です。

この本の淋菌感染症について書かれたページの中に、こう書いてあります。

『小さい子供や抵抗力が弱っている人では、風呂場の床、便器、タオルなどから感染することもある。』

そう、風呂場で感染することもあると書かれています。

相談サイトの医師の回答を裏付ける記述と言えます。

でも、風呂場にしろ、便座にしろ、タオルにしろ、そうしたものから淋菌が感染するということについて、私はどうも信じがたいものがあります。

なぜなら、もしも医師の回答通り、あるいは本の記述通りなら、性行為が全くない少年、少女にも淋菌感染者がもっといてもいいのではないでしょうか。

あなたの周囲に、淋菌に感染した小学生、中学生、いますか?

見たこと、聞いたことありますか?

私は1件も見たり、聞いたりしたことがありません。

淋菌感染症はクラミジア感染症と並んで、若い男性を中心に非常に感染者が多い性感染症です。

性行為での感染例は当然無数と言えるほどありますが、小学生や中学生がお風呂やタオルで感染した実例を私は知りません。

でも、先ほどご紹介した「性感染症対策マニュアル」以外にも、「淋菌はタオルや風呂場、便座から感染する可能性がある」と記述する専門書が複数あります。

ただし、ごくまれなケースとして書かれているのがほとんどです。

ということは、件数は少ないけど、私が知らないだけで小学生や中学生も淋菌感染症にかかっているのでしょうか。

病気が病気だけに、かりに子供が感染してもあまり表に出て来ないだけでしょうか。

一方、泌尿器科や婦人科の医師の中には、「淋菌感染症は性行為以外では感染しない。」と患者に対して説明している医師もいます。(ネット上で確認できます)

この医師の説明は先の指摘に矛盾します。

いくら感染の可能性はあっても、現実には起こりえない、という見解なのでしょうか。

「淋菌感染症は風呂場や便座、タオルからでも感染する。」

「淋菌感染症は性行為以外では感染しない。」

どちらも医師の発言です。

理論的な可能性を重視するか、現実的な可能性を重視するか、そこで見解が分かれるのでしょうか。

 

◇まとめ

今回は淋菌が風呂場で感染する可能性があるのかどうか、記事にしてきました。

結論として、

「実際の頻度は低いだろうが可能性はゼロではない。」

と言う感じでしょうか。

何冊かの性感染症の本、あるいは医療サイトでそのようなニュアンスの記述が見られます。

しかし、私個人としてはどうもお風呂で淋菌に感染するのは現実にはありえないような気がします。

本当に感染するなら危なくて銭湯には行けなくなるし、淋病は性感染症ではなくただの感染症になります。

そこは頻度が極めて限定的であり、あくまでも可能性の問題である、と言う解釈でしょうか。

なお同じ性感染症であるトリコモナスも病原菌であるトリコモナス原虫が50度のお湯でも感染能力を維持することから、お風呂場での感染があるとされています。

まぁ、淋菌、トリコモナス、どちらもお風呂場での感染の可能性はありますが、必要以上に警戒することもないように思います。

万一、あなたが不安に思うような自覚症状を感じたら速やかに病院で診てもらって下さい。

そんなにハッキリした症状が出ていない段階で不安になったら、自宅で使える郵送式の淋菌検査キットもあります。

PCR法による核酸増幅検査で淋菌の咽頭感染、性器感染が両方同時に検査可能です。

 

関連記事:淋菌はキスでも感染する?

関連記事:淋菌は性行為以外でも感染?

 

アイコンボタン性行為1回あたり約30%の感染確率と言われています。
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