淋菌は抗生物質に対して耐性を持ちやすく、薬が効かないことがあります。

最近、偶然見つけたネットの記事から淋菌の耐性についてお伝えします。

他人事ながらちょっとゾッとする記事です。

あなたの淋菌感染予防にお役立てください。

◇ある男性の淋菌咽頭感染

私が見た記事は有料の登録制医療相談サイトです。回答は全て現役の医師が行います。

ここがYahooやgooの相談サイトと決定的に異なる点です。素人回答ではありません。信頼できる医師の回答です。

記事によるとある20代の男性が性風俗で遊んだそうです。

それから1ヶ月してのどが痛くなり病院に行ったら淋菌とクラミジアの咽頭感染だったそうです。

男性は医師が処方した薬を飲みました。クラミジアはすぐに治ったのですが、淋菌の方はなかなか治りません。

当サイトで何回も記事にしているように淋菌は耐性を持ちやすく、抗生物質が効きにくい菌なのです。

この男性は最初に行った病院ではとうとう治らず、紹介状を書いてもらった別の病院でやっと治ります。

その間実に3ヶ月です。通常なら2週間もあれば治るところが3ヶ月もかかりました。

この男性は不運にも耐性を持った淋菌に感染してしまったのです。

あなたにも同じような不運がいつ訪れるやも知れません。

むろん、私にもです。たかが淋菌と思っていると大変な目に合うかも知れません。

◇淋菌に効く抗生物質はどれ?

著作権の問題があるのであまり詳しくは書けないのですが、今回ネットで相談した男性は次のように抗生物質を転々としたそうです。

●ジスロマックSR 1週間⇒効かず

●パセトシン    2週間⇒効かず

●ミノマイシン   1週間⇒効かず

●トロビシン    注射⇒効かず

ここで病院を変わります。

●ロセフィン点滴⇒効果あり

実に5種類もの抗生物質を使用し、最後のロセフィンでやっと回復に向かいました。

『性感染症 診断・治療 ガイドライン 2016』(性感染症学会)によると、淋菌の咽頭感染に推奨される抗生物質はこれです。

●セフトリアキソン(CTRX:ロセフィン)
静注1.0g単回投与

詳細は『淋菌の咽頭感染治療』参照ください。

同ガイドラインによれば、かつては咽頭感染治療に多用されていたスペクチノマイシンは効果が劣るとして今では使用されていないそうです。

また、セフォジジムの単回投与も50%~60%の治癒確率であり、同ガイドブックでは推奨されていません。

それにセフトリアキソンのようなセフェム系抗生物質にアレルギーを持つ患者の場合には、ジスロマック、ミノサイクリンなどの使用を考慮するそうです。

でも、私が調べた限りこうした抗生物質には淋菌が耐性を持っていることも多く、治療は難しいのではないでしょうか。

現に冒頭にご紹介した男性はこれらの薬では治っていません。

 

さて、今も説明したように、同ガイドラインによれば男性の尿道炎、女性の子宮頸管炎に使われるスペクチノマイシン(SPCM:トロビシン)は咽頭感染では効果が劣るので推奨薬から外されています。(ただし、実際には医師の判断により使うこともあり)

男性が最初にかかった病院では最後にこのトロピシンが使われ、効果はありませんでした。

結局、ガイドラインでも推奨しているロセフィンを2番目の病院で点滴してもらって治ったのです。

なぜ最初の病院ではロセフィンを使用しなかったのか。担当医には何か理由があったのでしょうね。

男性の相談記事で興味深いのは、2番目の病院ではロセフィンを使用する前に、淋菌の培養を行いロセフィンの効果を確かめている点です。

最初の病院では培養出来ないと言われたそうです。

私が調べた限りでは、確かに淋菌の培養は条件が難しく、簡単ではないようです。

「性感染症STD」(南山堂)に培養方法が詳しく載っていましたが専門的過ぎて理解不能でした。

とにかく、淋菌の培養は難しく、そのため最初の病院では出来なかったのだと思います。

培養でどの抗生物質が有効か、使用前に確認できなかったので言葉は悪いですが手当たり次第次々と薬を変えてみたのでしょうか。

結局、全部ハズレだった訳です。

やはり淋菌は抗生物質に対して耐性を持ちやすいのですね。(むろん、ハズレだったのは薬というより病院、医師だった可能性もありますが・・・)

◇怖いスーパー淋菌

今回の男性は大変辛い思いをして3ヶ月もかかってやっと咽頭淋菌を治すことが出来ました。

きっと3ヶ月は長かったと思います。でも、本当に治ってよかった。

もしも男性に感染した淋菌がスーパー淋菌だったら・・・もっと悲惨なことになっていました。

スーパー淋菌は当サイトでも記事にしました。抗生物質が効かない、治療が難しい淋菌です。

⇒『スーパー淋菌の恐怖』

今回の男性は記事の中で、もしもスーパー淋菌だったらと不安に思ったそうです。

確かに3ヶ月も治らなければそんな不安も生まれて当然です。

しかし、スーパー淋菌でなくても使用出来る抗生物質は年々少なくなっています。

日本性感染症学会の治療ガイドラインを見ても推奨される薬が減っています。

その理由は耐性の問題で有効性がなくなってしまったからです。

新しい薬が開発されないと、いつか有効な薬がなくなってしまう時代が来るかも知れません。

怖い話ですね。

まぁ、幸い現時点ではまだ淋菌の治療薬は存在します。

あなたに淋菌感染不安や感染の心あたりがあれば早めに検査を受けて下さい。

病院へ行く時間のないあなたには自宅で使える郵送検査キットもあります。

PCR法による核酸増幅検査が可能です。

咽頭感染、性器感染が同時に検査出来るので、お忙しいあなたにはぜひお奨めです。

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