淋菌感染症・ここにご注意
ここでは淋菌感染症の注意点を2つお伝えします。その2つとは、淋菌感染症は自覚症状が出にくいということ、もうひとつは淋菌感染症にかかるとHIVとの重複感染リスクが高くなるということ、この2つです。
◇自覚症状が出にくい
淋菌に感染すると、男性の方は比較的早期に、はっきりした症状が出ます。尿道炎になってオシッコをすると痛みがあります。よく似た感染症にクラミジア感染症がありますが、それと比べてもずっと痛みが強いので気が付きます。そう言う意味では重症化する前に気が付くのでクラミジアよりはタチがいいと言えるかも知れません。
一方、女性の場合には自覚症状が少なく、気が付かないまま感染が進むことがあります。この点ではクラミジア感染症とよく似ています。重症化すると不妊症や早産、流産の原因になることもクラミジア感染症と共通しています。
それから、喉への感染については男女ともに自覚症状が少なく、気が付かないケースが多いのです。軽い喉の痛みや腫れは風邪と間違うことがよくあるそうです。
いくら自覚症状がなくても、軽くても、放置しておいて自然に治ることは絶対にありません。ですから出来るだけ重症化する前に早期治療をする方が楽なのです。早く治るし後遺症も出ません。それにはやはり検査です。身体に異変がなくても心当たりがあれば、ぜひ検査を受けて下さい。特にファッションヘルスで遊んだ経験のある、あなた。大丈夫ですか?
◇HIVとの重複感染リスクが高くなる
性感染症の主な感染ルートはみんな性行為感染です。従って、ある1つの性感染症が心配なら、他の性感染症も疑うべきです。事実、淋菌感染症とクラミジア感染症の重複感染は非常に多いのです。一説によれば淋菌感染症患者の20%から30%はクラミジア感染症も重複感染しているそうです。ですから淋菌感染症の検査を受けるときには同時にクラミジア感染症の検査も受けるのが望ましいのです。
しかし、はっきり言って淋菌感染症とクラミジア感染症の重複感染は検査して分かった時点で治療を行えば普通は完治することが出来ます。問題はHIVとの重複感染です。クラミジア感染症や性器ヘルペスがそうであるように、淋菌感染症もまた、これに感染するとHIVの感染リスクが何倍にも高くなります。
感染リスクが高くなる理由は2つあって、局所が炎症を起こすことによって粘膜が損傷し、HIVが侵入しやすくなること。もう1つは炎症を起こした患部にはCD4リンパ球がバイ菌を殺そうとして集まってくること。HIVはCD4リンパ球に感染します。
すなわち、淋菌感染症によって局所が炎症を起こすと、HIVは侵入しやすくなると同時にお目当ての感染先細胞であるCD4リンパ球にも多く巡り会えるという訳です。
HIV感染は現在でもなお、完治させる薬も治療法も見つかっていません。エイズ発症を遅らせる治療法しかないのです。ですから、HIV感染に関しては予防策が何より大事です。この観点からも淋菌感染症は早期に発見して、早期に治療をしておくべきです。特に症状が出にくい女性はご注意下さい。
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