淋菌感染症の病原体は、ナイセリア・ゴノローエ(Neisseria gonorrhoeae )と言う細菌で淋菌とも呼ばれます。

旧約聖書にも症状が出てくるほど太古の昔から存在してるしぶとい細菌です。

淋菌の大きさは0.6μから1.0μ(1μは1mの百万分の1)です。こちらに800倍に拡大された写真がありますので、関心のある方はどうぞ。こちらから⇒淋菌の写真

淋菌は非常に弱い細菌で、患部の粘膜から離れると数時間の内に感染性を失い、また直射日光や温度の変化、乾燥にも弱く消毒剤でも簡単に死滅するそうです。

従って感染ルートとしては性行為が主でそれ以外はまれにしかありません。ただ、感染力は非常に強く、淋菌感染者と性行為を行った場合の感染確率は50%程度と言われています。コンドームなしの性行為がいかに危険か、分かりますよね。

そして、この淋菌には非常にやっかいな特徴があります。それは薬剤耐性です。

かつて淋菌感染症にはペニシリンという抗生物質がとてもよくききました。しかし使用開始から20年が過ぎた現在、もうこの薬はほとんど効果がないのです。

淋菌自体にペニシリンに対する耐性ができて、効かなくなったのです。その後に開発された新しい薬に対しても次々に耐性化が進み、使用出来る薬が限られるようになっているそうです。

この淋菌について、wikipediaに非常に興味深いデータがありました。淋菌というのは、ナイセリア属のグラム陰性双球菌という種類だそうです。そして、ナイセリア属の菌は全部で11種類あり、その内病原性のものは、この淋菌と髄膜炎菌です。

その他の9種類のナイセリア菌は全て口腔内に存在する常在菌で、日本人の場合には5%から10%の割合で常在しています。

これらの常在菌と淋菌は、いわば血のつながった親戚同士みたいなものです。オーラルセックスなどで喉に侵入した淋菌は、口腔内の常在菌と遺伝子組み換えを行い、常在菌が持っていた特性を自分の特性として獲得することが出来るのだそうです。

ここにも薬剤耐性の問題があります。例えば、私たちが風邪をひいてこじらせたりすると抗生物質を投与します。扁桃腺が腫れたりすると病院で薬を出してくれますよね。

この他にも抗生物質を使う機会は色々とあります。そのたびに、口腔内の常在菌はこれらの抗生物質に対して耐性を獲得しているのです。その耐性を遺伝子組み換えによって淋菌が受け継ぐわけです。

しかし、全く治療に使える薬がないわけではありません。それぞれの症状に応じた薬があって、1週間ほど薬を飲み続ければ治ります。詳しくは治療のページにてご紹介します。

以上、淋菌について説明しました。しぶとい細菌ではありますが、感染初期に見つかれば比較的容易に退治できます。何より大事なのは早期発見です。気付かずに重症化する前に検査を受けましょう。

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