スーパー淋菌とはどんな抗生物質も効かない恐ろしい淋菌です!

当サイトで昨年の8月に、『淋菌の新種を京都で発見』という記事を載せました。「H041」と名付けられたこの淋菌は、従来の抗生物質が効かず治療が難しいとされています。

更に今年7月にも『淋菌感染症の薬がなくなる?』という記事を載せました。今回はその続編です。(一部の内容が7月掲載記事と重複します)

今や「H041」はスーパー淋菌と呼ばれ、有効な治療法のない怖い病気として問題視されています。決して「たかが淋菌」では済まされない事態です。

日本で見つかったスーパー淋菌

私が先ほどご紹介した記事を載せたのは昨年8月、今年7月なのですが、今年はこのスーパー淋菌のニュースがネット上で度々出てきます。

例えばこちらの記事⇒『日本発スーパー淋菌、世界中に拡大』

さすがに東スポさん、タイトルからして仰々しいですね。同記事によれば、スーパー淋菌の感染者は日本の他にもフランス、ノルウェー、スウェーデン、オーストラリア、イギリスなどで報告されており、合計で数百万人にものぼるそうです。

「性感染症治療ガイドライン」(日本性感染症学会)によれば、通常淋菌の治療にはセフェム系の抗生物質が使われ、1週間ほどの投与で治ります。しかし、スーパー淋菌にはこのセフェム系の抗生物質も効かないそうです。

東スポさんの記事では、

「セファロスポリン系の抗生物質が効かなくなって、有効な治療法がない。」

と書かれています。ここでいうセファロスポリン系の抗生物質と、性感染症治療ガイドラインに出てくるセフェム系抗生物質は同じものを指しています。

すなわち、現在淋菌感染症に最も有効とされるる抗生物質が効かなくなったのです。


◇それじゃ治療はどうするの?

東スポさんの記事には次のように書かれています。

WHOのマンジュラ・ラスティ・ナラシマン博士は、「新しい抗生物質が開発されない限り、有効な治療はないかもしれない」、と指摘する。

これ、ホントでしょうか。だって、すでに数百万人の感染者がいて、抗生物質が効かないなんて。いったい治療はどうするのでしょうか。

「性感染症治療ガイドライン」によれば、耐性を持った淋菌にセフェム系の抗生物質が効かない場合、最も抗菌力の強いセフィキシムを使用すると効果的な場合もあるとしています。

ただし、セフィキシムもセフェム系の抗生物質であり、必ず効くとは限りません。セフィキシムにも耐性を持った淋菌は存在するそうです。

結局私が本やネット上をいくら調べてみても、スーパー淋菌の退治方法は見つかりません。本当に治療法のない淋菌感染者が数百万人もいたら、大変なことだと思うのですが実際はどうなのでしょう。

やはり既存の抗生物質の中から少しでも効果がみられるものを探して投与するのでしょうか。

とにかく、

「淋菌は抗生物質があるから大丈夫」

とは言えなくなってきたことは間違いないようです。

それから淋菌感染症は男性には自覚症状が出やすく、一方で女性にはなかなか症状が出ません。私が読んだ本の中には、クラミジアと同様、女性淋菌感染者の80%は自覚症状が出ないと書かれたものがありました。

あなたもご存じのように淋菌感染症は女性の場合、不妊症や子宮外妊娠の原因になることがあります。自分が感染していることに気付かないまま重症化し、気づいたときには不妊症になっていた、というケースも珍しくないのです。

そこにもってきて、薬の効かないスーパー淋菌の登場です。いよいよ早期発見、早期治療が重要になってきました。

あなたもたかが淋菌などと軽く見ていると大変なことになるかも知れません。淋菌感染症の不安があれば早期検査をお勧めします。

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